引き続き原発性局所多汗症診療ガイドライン2023年改訂版https://www.dermatol.or.jp/dermatol/wp-content/uploads/xoops/files/guideline/takansho2023.pdfを一部引用しながらこの記事を書いていきます
ボトックス注射について
ボトックス注射はclostridium botulinumという菌が産生する毒素のうちの1つを使って患部に直接注射する治療方法です。
重症の腋窩多汗症のみに保険適応がありますが、その他の多汗症には保険適応外です。
腋窩多汗症については推奨グレードがBということで、行うよう勧められるレベルですが、その他の多汗症については推奨グレードがC1となっており
「行うことを考慮してもよいが、十分な根拠がない」
とされている治療法です。
注射後は早ければ1、2日で効果が現れることもあれば、1週間くらいかかるケースもあるようです。
この治療の問題点は
・効果が永続的ではない
→腋窩なら1年くらい効果がある場合があるとのことですが、手掌や頭部については3~4カ月くらいで切れるのが一般的とのことです
・保険が効かないと結構な金額になる
自由診療のため、治療する場所によっても左右されますが1回につき数万円はかかります。
副作用としては
表情の違和感、左右差
頭痛や倦怠感
瞼の重さ
など、筋肉の働きが低下するために起こるような症状が挙げられています。
てぃーえむVSボトックス注射
ボトックス注射との出会い
診療所の1人薬剤師として勤めていたてぃーえむは、その診療所を卒業して別の薬局の薬剤師として働いていました。
その薬局では医師が施設内の患者さんの部屋をまわって診察していく業務(訪問診療)に同行することがメインでした。
以前と比べて温度差が激しい環境で体も動かす環境に汗の量が爆増していました。
「どげんかせんといかん」とてぃーえむの中の東国原が囁き、新たな治療がないか探すことに。
内服治療をあらかた試していたてぃーえむはボトックス注射なるものがあり、それが割と近くで受けられることに気づき、すぐさま予約をしました。
ボトックス注射の麻酔
「これで多汗症が改善したら最高だな」とはやる気持ちを抑えてお店へ行きました。
丁寧に説明を受けて、施術の同意もして、いよいよ施術へ。
・・・とその前にスタッフから
「麻酔はどうしますか?」と聞かれました。
・・・麻酔?なんで麻酔が必要なのかわからないてぃーえむ
話を聞くと「注射する時に痛みがあって、それが嫌な人は麻酔をする」らしい。
その麻酔の料金も自由診療なのでそこそこな金額。
悩んでいると
「麻酔なしでもやる方はいます。患部を氷で冷やして、感覚を一時的にマヒさせて注射を打つので、普通の注射よりも痛みはマシだと思いますよ」
との事。
「麻酔だけで数万とられるくらいなら・・・」てぃーえむは氷で冷やす作戦にしました。
ボトックス注射との戦い
ボトックス注射のイメージがわかない方がいらっしゃると思うんですが、注射1本で終わりではないんですよね。
頭部のかなり広範囲に数十箇所注射をするんです。
通りで麻酔をどうするか聞かれるわけですよね。
因みにてぃーえむは採血だとかの注射が大嫌いです。注射と聞くだけで割と鬱になります(笑)
そんなこんなでいざ、施術へ
てぃーえむがあおむけで寝ているベッドに医師と助手がやってきて、いよいよ開始!
助手が氷で患部を冷やす→医師が注射を打つ
の繰り返しでした。
助手が氷でひやす
医師が注射をうつ
・・・・・・・なにこれ痛いっ!!!!!??????
医師が注射を打った後新しい注射器を取りまた注射するんですが、その動作が結構時間がかかる
助手が氷で冷やすんですが、その冷やして氷を離した後に注射するまでにタイムラグがある
冷えてから少し感覚が戻ったところに注射する
絶望的に医師と助手の連携が最悪で冷やしても意味がない状況でした(笑)
とにかく痛いのがずっと続く感じ。例えて言うなら
ハチの巣に頭がハマってしまった状態
ずっと蜂に頭を蜂に刺されている感じでした!
とはいえ、麻酔を選択しなかったてぃーえむが悪いのでひたすら我慢しましたね。
無事施術は終わりましたが、めちゃくちゃ我慢した結果手を握りすぎて爪が肉に食い込んで血が出ていました(笑)
ボトックス注射の効果
頭をハチの巣に突っ込んでから1週間が経過したところで
「あ、確かに少し汗が少ないかも」という実感はありました。
ただ、汗がそれでなくなるわけではなく、精神性発汗も相変わらずある状況。結局汗に泣くことになるのは変わりありませんでした。
特に気になることもなかったので、副作用も多分なく済んだのかなという感じ。
少し効果があるから続けてやりたい気持ちと
そのためにかかる費用と
を考えた結果、てぃーえむはこれ以上ボトックス注射を受けることはしませんでした。
せめて保険適応であれば・・・。
あくまでこれはてぃーえむの個人的な感想なので、皆さんに当てはまることではありません。
多汗症における治療の数少ない選択肢の一つとしてある以上は試してみる価値があると思います。
もしかしたら悩みから解放される可能性もあるわけですのでね。
ただ、一つアドバイスをするなら
麻酔はケチらずやりましょう(笑)


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