原発性局所多汗症とは

悩み

この病気は幼いころからてぃーえむを苦しめていた病気ですが、皆さんはこの病名を聞いたことはありますか?

大多数の方は知らないと思います。

何故ならこの病気は日本ではそもそも病気として認識されていなかったからです。

欧米では早くからこの病気について診断基準やガイドラインが制定されていたそうですが、日本では2009年ころにようやく最初のガイドラインが出来上がり、認識が広まり始めた形です。

日本皮膚科学会ガイドライン「原発性局所多汗症診療ガイドライン2023年改訂版」https://www.dermatol.or.jp/dermatol/wp-content/uploads/xoops/files/guideline/takansho2023.pdfを参考にしながら自分の体験を踏まえて皆さんに少しでも知ってほしくこのブログを書いていきます。

原発性局所多汗症の定義

そもそも汗ってなんだろう?って所から始めていきます。

汗の主な機能は皆さんもご存じ「体温調節機能」ですよね。

他にも

「皮膚の表面を乾きすぎず、かつ湿りすぎずみたいに適切な湿度を供給する機能」

「外界からの細菌、ウィルスから体を守る作用」

などがあるとのことでした。

原発性局所多汗症はそのように重要な機能がある汗が

頭部・顔面・手掌(てのひらのこと)・足底・腋窩(わきのこと)に温熱や精神的な負荷がかかったり、またはそれがなくても大量の発汗がおこり、日常生活に支障をきたす病気

と定義しています。

原発性局所多汗症の種類

細かい分類が色々とありますが、このブログでは以下の3種類について触れていきたいと思っています。

手掌(足底)多汗症

手のひらや足底に多量の汗をかく病態です。

皆さんの経験で何となく思い出してほしいんですが、何か運動をして汗をかいたとしますよね?その時って手のひらや足底の汗が気になったことありますか?

おそらくはそこよりも頭とか脇とかからの汗が多かったんじゃないでしょうか?

その原因は手のひらや足底は温熱刺激での発汗が生じにくいからとされています。

話は少し変わり

すごく盛り上がった野球の試合を見たとします。夢中になって食い入るように見る試合の中でいつの間にか握っていた手を開いてみると汗がにじんでたりしませんか?

手のひらや足底の発汗は暑さではなく、気持ちによる精神的な負荷などで発生する「精神性発汗」によるものが多いとされています。

よく「手に汗握る」って言いますが、これを聞いてなるほどなぁと思いました(笑)

腋窩多汗症

脇から多量の汗をかく病態です。

脇には体表面近くに太い血管があり、その血管を早くから冷やすために低体温からでも汗をかきやすい構造になっているようです。

上記の手掌足底多汗症と同じく精神性発汗もある部位です。

頭部・顔面多汗症

頭や顔から多量の汗をかく病態です。

私てぃーえむの最大の敵でもあります(笑)

一般的に脳は高温に弱いものなので、頭部からの発汗は「脳冷却」であり、体の色んな部分に比べて汗の閾値が低く、低体温でも発汗が生じることがあるとのことです。(汗をかきやすいと認識でOK)

皆さんは緊張したときに頭からたらりと汗が出てきた経験はありませんか?

いわゆる「冷や汗」と言われているものです。頭部も精神性発汗が起きやすいですが、他の部位に比べて過度に反応することがあり、これが数時間続くこともあります。

この頭部・顔面多汗症については次回もう少し掘り下げてお話ししたいと思います。

原発性局所多汗症の好発年齢

どの年代から多汗症に気づくのでしょうか

2013年の日本での調査でそれぞれの多汗症を発症した平均年齢は

手掌多汗症では13.8歳

腋窩多汗症では19.5歳

足底多汗症では15.9歳

頭部多汗症では21.2歳

年齢の分布では15~54歳までの年代で11.4%~25.8%で25歳から34歳がピークとなっていました。

とにかく若い年代からの発症ですね。

因みにてぃーえむが自分の汗に悩み始めたのは小学校高学年からなので12歳くらいからの話でした。

更に2020年の日本の調査では多汗症としての受診経験率は4.6%であり、そこからの受診継続率はわずか0.7%

あまりにも低い受診率と継続率です。

何故受診率が低いのか

これについてはガイドラインに書いているわけではないのでてぃーえむの私見ですが

病気に対する認知が低すぎる

これだと思っています。

てぃーえむが汗で悩み始めた小学校時代。看護師であった母に相談しても

「そういう体質なんじゃない?」「我慢だね」

・・・そうなのかぁ

って思いますよね。まさか自分が病気だとは考えていませんでした。

それは受診率低いですよね。

それと実は医師側でも理由があり、原発性局所多汗症の治療について

「治療選択肢が少なく積極的な治療ができない」

現状もあるそうです。

治療についてはまた今度記事を書こうと思っています。

まとめ

原発性局所多汗症には手掌、足底、腋窩、頭部・顔面など種類がある

好発年齢は若い時期から

「自分が病気」と気づくことができないために受診ができず、また医師の方も治療の選択肢が少なく積極的な治療ができない場合がある

最後に

なぜ、多汗症の人が悩むのか?最大の要因は

「圧倒的な汗の量で見た目を気にしてしまう」ことです

家族、クラスの人、職場の人、道行く知らない人まで

「えっ?なにこいつ・・・」みたいな目で見られてしまうんですよね

てぃーえむも本当にそこが苦しかったです

それではまた次回。過去を振り返ってブログを書いていますが、古傷をえぐられる思いです(笑)

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